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フリーランスで働いていると、よく質問を受けます。
そして、色々質問に答えると「週4いいなあ」とか、「リモート楽だよなー」とか言われます。
あまりにもいいなあって言われるので、ぼくがじゃあなってみれば?っていうと、いろんな理由が出てきます。
仕事が取れるか不安だとか、将来が不安だとか・・・。
まあ、やったことないものに対して不安感を覚えるのは当たり前のことなので、仕方ないです。
という訳で、今回は現役フリーランスエンジニアのぼくが、「フリーランスエンジニアへのよくある不安を徹底的に解消します」というタイトルで詳しく解説していきます。
フリーランスを考えているけど、不安がある。
実際フリーランスがその不安とどう向き合って解決していってるのか知りたいひとは、絶対参考になります。
ぜひ読んで役に立ててください。
では、いきましょう!
不安①:仕事が取れるかわからない
フリーランスの1番の悩みはこれ!
仕事が常に取れるかわからない事による、収入の不安定さ。
収入が安定しないため、引越しや結婚になかなか踏み出せないひとも多いと思います。
解決方法・対策
解決方法以前に、エンジニアという職業においてその不安は心配いりません。
理由は、エンジニアの需要が多すぎて、どの会社でもエンジニアが足りていないからです。
未経験で何もできないひとは企業からみてもお断りだと思うんですが、ある程度できるフリーランスのエンジニアならば話は別。
いろんな企業から引っ張りだこです。
目安の実務経験年数は1年以上ですね。
ただ、これもあくまでも「目安」にすぎません。
ぼくも以前、フリーランスで仕事を探した時経験年数3年は欲しいと言われた現場にダメもとで面談に行ったらOKが出ました。
ちなみにこの時のぼくの経験年数は1年半くらい。
しかも、次の案件が決まったのは案件を探し始めて2週間も行かないくらい。
つまり、エンジニア不足のおかげで今フリーランスのエンジニアが「仕事がなくなる」なんてことはほぼありえないわけです。
もちろん最低限の技術力や、コミュニケーション力は必須ですが。
では、案件を探すにはどうすればいいかというと、「フリーランスエージェント」を頼りましょう。
エージェントに行って、スキルシートを提出し自分の入りたい案件の希望をいえば、1週間もしないうちに案件紹介連絡が来るはずです。
不安②:確定申告が大変そう
正社員として働いていると、会社が勝手にやってくれる税金周り。
これもなぜかめんどくさいってイメージが先行してますね。
まあ、ニュースで脱税したひとが捕まったなんてよくある話なので、ちゃんとやらないと行けないけどいまいちイメージがわかない。
何しているかよくわからないけど、なんとなくめんどそう。
と思ってるひとが多いですね。
解決方法・対策
解決策としては、税理士を雇うのがもっとも簡単で手軽に終わりますが、これはお金がかかるので、個人的にはオススメしません。
というより、フリーランスエンジニアの確定申告くらいであれば税理士に頼むまでもないというのがぼくの意見です。
確定申告とは?
もらったお金のうち、いくらが経費でいくらが収入なのかを明確にし所得を算出し、その結果を国に提出することです。
その所得に応じた金額を税金として国に支払うことになるます。
つまり、支出に理由があれば経費、そうでなければ事業所得になるんです。
計算式にするとこんな風になります。
収入ー経費=事業所得
この事業所得に、税金がかかるわけです。
なので、確定申告は自分の支出が経費なのかただの個人的な支出なのかを仕分ける作業です。
カードで毎回の買い物を支払ったり、買い物の際にレシートをもらう習慣さえあればこの出費は「経費」か「経費じゃないか」の判断なんか簡単にできますね。
確定申告ってたったこれだけの作業なんです。
確定申告を簡単にするには?
これがあれば確定申告は2〜3日で終わります。
必要な部分に数字を入力するだけで自動で書類を作ってくれるので、かなり楽です。
ぼくは今フリーランス2年目で去年確定申告しましたが、3日くらいで終わりました。
あと、どうしてもわからなければ、申告の期限の前に税務署に行って直接方法を教えてもらうものアリです。
税務署も確定申告の時期になると、確定申告の相談ブースができてたりするのでそこをうまく利用しましょう。
絶対に間違いが起こらないので、どうしようもなくなったら頼りましょう!
不安③:インボイス制度
フリーランスが恐れているインボイス制度。
これが気になってるひとは多いと思います。
そもそもインボイス制度とは?
2023年10月から始まる制度。
これはフリーランスに有利か不利かで言うと不利です。
詳しく説明します。
この制度が始まると、事業者(発注者)がフリーランスエンジニアに対して適格請求書の発行を求めてくるんようになるんです。
その適格請求書を発行するには、消費税の課税事業者でないといけません。
課税事業者(適格請求書を発行できる状態)になるには2つのパターンがありまして・・・
- 前々年度の課税売上が1000万円を超える
- 課税売上が1000万円以下でも自分から税務署に申告する
どっちかをやらないと適格請求書を発行できるひとになれないんですね。
これのなにが問題かというと、元々課税売上が1000万円以下で税金を免除されてたひとたちまで、税金を払わないといけない(適格請求書を発行できるようにするため)ってことなんです。
つまり、1000万円を切っていても税を払わないといけないので、シンプルに負担が増えるということになります。
1000万円を超えてるエンジニアであれば何も問題ないんですけど、なかなかいませんよねそう言うひと。
例えば、今まで800万円売り上げてて、課税売上げが500万円だった場合、消費税はなしでした。
しかし、インボイス制度が始まると、課税売上の500万円から消費税が10%かかって50万円を国に支払わないといけなくなる
これはかなり重たい税ですね。
じゃあ消費税払わないために税務署に申請しない場合はどうなるのかというと、フリーランスが消費税を払わない分を発注元の企業が負担しないといけなくなるんです。
そうなると、発注元はわざわざ適格請求書を発行できないフリーランスに仕事を発注しなくなるんじゃないか?ということです。
解決方法・対策
とはいえ、フリーランスのエンジニアにとってはそこまで影響ないことなんではないかと思ってます。
理由は簡単で、エンジニアが現状めちゃくちゃ不足しているから。
これは今後も加速していき、2030年には79万人のIT人材が不足すると言われてます。
ぼくもエージェントに依頼したらだいたい2週間くらいで決まりますし、今の現場でさえ人材不足です。
大手エージェントのレバテックが出してるフリーランスエンジニアの平均年収は862万円になっており、数年前から上がってきてます。
これは、エンジニアが不足してるので、単価をあげないと雇えなくなってきていると言うこと。
今後も上がって行くことが予想できますね。
そんな状況の中で適格請求書を発行できるエンジニアしかダメですって言ってる余裕ないんじゃないかなって思うんです。
かといって、1000万円超えてるエンジニア(適格請求書を発行できるひと)は少ないですし。
結局は、フリーランスエンジニアの消費税を企業が仕方なく支払うことになるんじゃないかなって思ってます。
不安④:社会保険(医療保険・年金)
フリーランスなら一度は悩むであろうお金のこと。
フリーランスは会社員と違い、自分でお金を管理しないといけないので、特に老後のことは心配だと思います。
解決方法・対策
フリーランス向けのいくつの自分にあった方法を実践することで、老後に備えお金を用意することができます。
小規模企業共済に加入する
小規模企業共済というのは、個人事業主などの経営者が、退職後の生活の資金をあらかじめ共済金として準備することができる制度。
月々1000円から始められて、最高額は7万円。
もちろん途中で金額を変更することもできます。
掛け金が所得額から控除になるので、税金がかかりません。
そしてなんと、途中で解約することも可能なんです。
つまり、税金がかからない貯金のようなもの。
やらないと損です。
法人化
法人化すると厚生年金・健康保険に加入できるので、社会保障が圧倒的に手厚くなります。
厚生年金では国民年金に比べて将来もらえる年金の額も上がりますし、障害年金や遺族年金の保障内容も手厚くなります。
厚生年金と国民年金
厚生年金 | 国民年金 | |
障害年金 | 老齢基礎年金+老齢厚生年金 | 老齢基礎年金のみ |
遺族年金 | 障害基礎年金+障害厚生年金 | 障害基礎年金のみ |
老齢年金 | 遺族基礎年金+遺族厚生年金 | 遺族基礎年金のみ |
国民年金:基礎年金。20代歳以上になったら払わないといけない。フリーランスはこっち。
厚生年金:国民年金に上乗せされる年金。サラリーマンはこっち。月々の給料から厚生年金分が引かれて、半分を会社が負担してくれてる。
実際に2つの年金の違いを見てみましょう。
- 厚生年金受給者の平均年金額(月額):14万8000円(20年間で約3552万円)
- 国民年金受給者の平均年金額(月額):5万5000円(20年間で約1320万円)
こうなってます。
健康保険と国民健康保険
健康保険というのは、国民健康保険とは違い保証が手厚いです。
比べてみるとこうなってます。
健康保険 | 国民健康保険 | |
---|---|---|
医療費負担 | 3割 | 3割 |
高額療養費 | あり | あり |
出産育児一時金 | あり | あり |
出産手当金 | あり | なし |
傷病手当金 | あり | なし |
健康保険の方がお得ですね。
法人化すると、こういったメリットがあるのでフリーランスの将来的な不安への対応策としてこういった方法も頭に入れておくといいです。
不安⑤:いつまで仕事ができるか
いつまで自分が現場に行って、第一線で開発ができるのかって不安になりますよね。
プログラミングはついに小学校の必修科目にも選ばれ、優秀な若いひとたちが今後のIT業界を引っ張っていくのは目に見えています。
人間の身体の構造上どうしても年齢には勝てないので、記憶力や学習能力は低下していき、だんだんと仕事を若いひとに取られていくようになるでしょう。
また、フリーランスエンジニアは身体が資本なので(大体のフリーランスがそう)体調が悪くなったらその時点で収入が途絶えます。
これは、心理的にあまり良い状態ではないですね。
解決方法・対策
何かあった時用にお金を用意しておく
事故も、風邪もどんなに気をつけていてもなるときはなってしまいます。
そうなった時に、破産しないように日頃からお金を最低限取っておくといいですね。
半年から1年くらい何も仕事しなくてもいい金額は用意しておきたいところ。
とはいえ、フリーランスエンジニアの収入は月70万(週5勤務の場合)。
月の生活費が30万だとしても40万円は貯金できます。
何かあってからじゃ遅いので、日頃から備えておきましょう。
https://comblog.net/2019/02/27/%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%81%aa%e3%82%89%e3%83%ac%e3%83%90%e3%83%86%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%a7/
日頃から健康に気を使う
予防が一番効率がいいです。
病気になってからだと遅いので、日々適度な運動を心がけましょう!
エンジニアは1日の大半を座って画面をにらめっこのとても不健康な職業です。
ぼくのオススメは筋トレです。
食事制限までは行かなくても、ジムでの筋トレはメリットばかり。
- 自分に自信がつく
- 体力がつく
- モテる
- 痩せて筋肉がつく
- 太りにくくなる
- 格好良くなる
- 見た目に気を使うようになる
パッと思いつくのでもこれだけあります。
ぜひ挑戦してみてください!
不安⑥:仕事でミスしてしまったら怖い
フリーランスは基本的に自己責任です。
ミスしてしまったら、損害賠償を請求されることもあります。
解決方法・対策
フリーランス向けサービスに加入しておく
フリーナンスとは、GMOが運営するフリーランス向けのサポートサービスです。
サービスは2つ。
①:フリーランスエンジン保証
エンジニアにありそうなこんなことにも対応してます。
②:フリーランス即日支払い
仕事をしてからお金をもらうまでに時間がかかる時に、さっとお金をもらえるサービスがこちら。
フリーランス即日支払いとは、請求書を買い取ってその代金を最短で即日で講座に振り込んでくれるサービス。
流れはこんな感じになっています。
とはいっても、エンジニアはエージェント経由で案件を受けることがほとんどなのであまりこちらの即日支払いは利用する機会はないかもしれません。
【FREENANCE】への登録は簡単なので、フリーランスになるのであれば登録しておいたほうがいいです。
何かミスをしてからじゃ遅いので!
もちろん無料です!
フリーランスエンジニアへのよくある不安を徹底的に解消します〜まとめ〜
フリーランスエンジニアに対する不安は解消されましたか?
今回紹介した方法や、サービスは実際にぼくやぼくの友人が使ってよかったというものだけを厳選しました。
ぶっちゃけ、フリーランスに興味があるなら不安だとかうだうだいう前になってしまった方がいいです。
ぼくもフリーランスのなる時全く不安がなかったかと言うと嘘になります。
でも、なってしまったからにはちゃんと確定申告もやるし、将来に向けたお金の計画も考えるし、健康にも気を使います。
フリーランスになりたいけど、いろんな不安があってためらっているひとの背中を押すきっかけになれば幸いです。
エンジニアになりたい人・フリーランスに興味がある人に向けてLINEマガジンの配信を開始しました。
登録してもらえると嬉しいです。
エンジニアになるのに大切な情報を網羅したので、きっと参考になるはず。
今回も最後まで読んでくれて、ありがとうございました!
では、また!