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SES契約でエンジニアが搾取される理由を説明していく

●SES契約がメインの会社に入社したけど、どうなんだろう

●現場ではどうやって評価されるの?

●SESのメリットとデメリットを知りたい

 

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そんな疑問にお答えします

 

注意:僕はSES契約が必ずしも悪だとは思ってません。エンジニアのことを大切に考えてくれる企業もあります。今回は僕とその周りの恵まれないエンジニアによる実体験とそれに基づいた考察です。

 

SESとは?

システムエンジニアリングサービス契約(SES契約)とは、システムエンジニアが行うシステム開発等に関する、委託契約の一種(委任・準委任契約等)で、システムエンジニアの能力を契約の対象とするものである。引用:Wikipedia

 

専門用語説明するのに専門用語を使ってはいけませんね。

 

要は、エンジニア専門の派遣会社です。

 

大手企業は作るシステムの規模が大きいので、エンジニアがたくさん必要です。でも、自分の会社で雇うとお金もかかるし、教育も面倒だ。どこかにいいエンジニアいないかな?となります。

 

そこで、小規模な会社が、「うちならこんなエンジニアがいますよ?」って大企業に提案します。プロジェクトの募集要項と提案してきたエンジニアのスキルが一致すれば、現場にエンジニアを派遣します。

 

派遣元(つまりあなたの所属会社)はエンジニアの紹介料を派遣先の大企業からもらいます。

 

大企業としても、プロジェクトが終われば、派遣できたエンジニアはもう用済みなので、契約を切ることができるのでコストも最小限に抑えられます。

win-winですね!

 

手軽にお金が入るので、こう言ったSES契約をするIT企業(?)が増えてきています。SESの説明をするときにひどい例えだと、人身売買とかいう人もいますが、僕はそこまで言いません。笑

 

ただ、これはIT企業か?と言われるとどうかな?って思うので個人的は、あまりいい雇用形態だとは思いません。

 

デメリット

SES契約はデメリットがとても目立つので、はじめにこっちから紹介します。デメリットしかない!

以下が、SESは搾取だと思う事例とその理由です。↓

 

SESのデメリット

  1. 評価基準が曖昧
  2. 勤務報告書の提出が面倒
  3. 休みの取得が面倒
  4. 業務内容が変わりがち
  5. プロジェクトが炎上してもなかなか引き上げてもらえない
  6. 自社の営業が無能だと終わる
  7. 社内エンジニアのモチベーションが低いと成長できない

 

1.評価基準が曖昧

評価ってのは、自分の1番近くで働いている人がするのが1番正確です。さらに本人との話し合いの場もあるとなおよいですね。でもSESだと、自社から1人で派遣されることが多く、社内の評価基準を元に評価してくれる人がいません。

 

じゃあ自分の評価は誰がするんだ?

 

それは現場のリーダーです。自分の会社の部下や、他の部署とのやりとり、プロジェクトの進行管理をしながらあなたの評価をします。正確な評価ができるはずがありません。

 

その評価を現場のリーダーは、営業に伝え営業が人事や経営陣(給与を決める人)に伝えます。もう無茶苦茶です。つまりあなたの評価は、伝言ゲームによって決まるわけです。

 

「あーなんか今の会社そんな感じだわ!」って心当たりのある方は、誰でもいいので社内の偉い人にエンジニアの評価制度について明確な基準がないか聞いて見ましょう!はぐらかされたら、とっとと転職したほうがいいかもしれません。

 

2.勤務報告書の提出が面倒

毎月月末になると、勤務報告書というものを提出するところがほとんどだと思います。その勤務報告書がまた面倒で面倒で・・・

 

エンジニアは、今いるお客さん先(派遣されてるとこ)に出す勤務報告書と、自社(自分の所属会社)の2社に出さなければいけません。

 

形式が全く一緒で、同じものをコピーで送信!でOKならいいんですが、形式が違ったり、ファイル名に規定があったり、送信先がいくつもあったりと本当に手間取ります。

 

さらに、これは自社に出す勤務報告書に多いんですが、現場のリーダーに印鑑を押してもらって、それをスキャンしたものをデータで送ってくださいとか言い出す始末・・・。

 

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IT企業を名乗るなら、まずここをもっと効率化したほうがいい!

 

3.休みの取得が面倒

先ほどのケースにもあるとおり、SESだと何かするのに「現場」と「自社」に許可を取らなければいけません。この面倒作業は、休暇を取るときももちろん発生します。

 

例えば現場が、「GWは間にある平日は全部休みだから来なくていいぞ」って言ったとします。「ラッキー!なら行かなくてもいいや、なんだかその企業の社員になった気分だ!」ってなりますよね?

 

残念なことにSESでは、それが許されないケースも存在します。

 

僕は以前このケースになった時、自社に休んでいい?って聞いたら、「本社に出社しろ!」とか「有給扱いにするから書類かけ」とか言われてこ「いつら頭おかしいんじゃないか?」って本気で思いました。

 

派遣先の現場で突発的な休みが発生した時、いちいち報告するのってめんどいですよね・・・。

 

4.業務内容が変わりがち

会社としては、派遣先にエンジニアを送ってしまえば一旦はミッションコンプリートです。たまに、「現場はどうですか?」って聞いてくる優しい営業もいますが、ほとんどの場合ほったらかしです。

 

これは実際にあった話なんですが、テスターとして入ったのに、なぜかデータ作成や、データの管理をやらされたことがあります。

 

設計書作成で入ったのに、テスターをやったこともあります。うまいこといい経験になればいいんですが、負担になり残業が増えてしまってはただ消耗するだけです。そう行った自体に陥りやすいのも、SESの特徴です。

 

 

5.プロジェクトが炎上してもなかなか引き上げてもらえない

自社の営業の目的ってなんだと思いますか?それは、とりあえずエンジニアを現場に派遣して長い間働いてもらうことです。

 

なぜか?

 

それは、エンジニアが現場にいる限り、毎月会社にお金(紹介料)が入ってくるからです。

 

このような理由で、基本営業はエンジニアが当初の期間より早く現場からでたがるのを嫌がります。また営業かけなきゃいけなくなって仕事増えますしね。笑

 

「炎上してるからやめたい」と言っても色々言われて、1ヶ月2ヵ月とズルズル長引いてしまうことなんてざら。本当にやばい現場だったら営業以外の人事とか、もっと偉い人に連絡して現場からの一刻も早い脱出を試みてください!

 

6.自社の営業が無能だと詰む

エンジニアは、実務経験が全てなので、なんの言語を学ぶか・どんな業務経験を積むかで今後のエンジニアとしてのキャリアに大きく関わってきます。例えばエンジニアが、「Javaは難しいし、今後の為にもPHPかRubyがいい」って言ったとします。

 

でも、言語や技術のことを全く知らない営業の場合、「まずはたくさんの現場で使われてるJavaがいいよ!」(Javaの案件が取りやすいだけ)って言ってきます。

 

難しいので、身につけるのに時間がかかりますし、自分が興味ない言語なんていくらいいよって言われても正直やる気がおきません。

 

ちなみに僕は昔営業に「Rubyアプリ作れるし、テスターでもいいからRubyかPHP案件がいい!」って希望を出したんですがJavaのテスター案件を紹介されました。

 

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あれ?こいつら日本語わかんないのかな?

 

自分が案件の希望を出した時に、「今は時期的に案件が少ないから難しいかもね・・・」ってあらかじめ予防線張ってくる営業は要注意です!案件なんかいつでもたくさんあります。

 

余った案件に入れる気満々じゃねえか!逃げ道作ってんじゃねえよ!

 

って言ってやりましょう。(責任は取りません。笑)

 

7.社内エンジニアのモチベーションが低いと成長できない

環境って大事です。周りに成長意欲の高いエンジニア仲間がいるといないとでは成長スピードが格段に違います。

 

逆にただ「仕事をこなせばいいや。」、「会社にいればなんとかなるし」っていうような、モチベーションの低いエンジニアばかりの会社にいると「自分までこのままでいいや」って気持ちになってします。

 

その場合は個人でTwitterなどで勉強仲間を探したり、外部の勉強会に参加するなどしてモチベーションの高いエンジニアとのつながりを作っていきましょう!

 

メリット

散々デメリットを書いて、メリットがあまり思い当たらないんですが、強いていうなら!っていうのを紹介します。

SESのメリット

  1. 難しい案件に入れる可能性がある
  2. 何かあっても露頭に迷うことはない
  3. 社内勉強会がある

 

1.難しい案件に入れる可能性がある

場合によっては自社の上司と同じ現場に入ることもあります。1人だと技術的に参画が難しい案件も、上司に教えてもらう前提でならOKというケース。場合によっては貴重な経験ができる。

 

2.何かあっても露頭に迷うことはない

今のエンジニア不足のこのご時世で、職がなくなるなんてことはまずありませんが、フリーランスだと最悪の場合収入が無くなります。会社に所属していれば、社内で待機(その間給料がもらえる)という制度があります。

 

その間は勉強に当てれるので、いい案件がなかったら面談でテキトーなことを言ってあえて落ちて、社内待機を狙うのもいいかもしれません。

 

3.勉強会がある

自社に教えるのが得意で、なおかつ技術力もある人がいる場合に限りますが、プログラミングを丁寧に教えてお教えてくれます。

 

そんな人が社内にいる確率は低いですが、いたらラッキーです。最大限に活用しましょう!

 

もしSES契約の会社に入社してしまったら

ここに書いてあるメリットとデメリットを頭に入れて、自分の今の状況を確認しましょう。できるだけ、感情論ではなくメリット・デメリットを客観視しどうするべきか考えましょう。

 

場合によっては、自社で開発チームが発足してそこに入る、というケースだってあるかもしれません!自社開発に関われたらラッキーです。

 

逆にデメリットばかりが目立って、もうだめだ!って思ったらすぐにでも辞める方向で考えましょう!

 

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最後に

正直なところ、SESに僕はいい思い出がありません。嫌な部分が多すぎて、それが嫌だからフリーランスになったと言っても過言じゃありません。

 

でも世の中には、SESでも社内制度が充実してる企業や、自社開発に踏み切る予定がある企業など、いい会社はあると思います。あってほしい・・・。

 

残念なことに、僕はそんな会社に入社することはできませんでした・・・。だからデメリットの少ないフリーランスを選びました。

 

現在はフリーランスとして、なんとかやっていますが、上記のようなSESにありがちなデメリットを感じたことは、今のところ1度もありません。

 

どんなキャリアを積もうが、他人になにを言われようが、あなたの人生はあなたのものです。この記事を読んで、現状を客観視し、考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

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今回も最後まで読んでくれてありがとうございました!では、また!

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