- SESとは?
- 初心者必見!SES企業に入る時に絶対確認しておきたいポイント6選
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以前、こんなツイートをしました。
【SESに入る時のチェックポイント】
・主な勤務地
・所属エンジニアがなんの言語を使ってるか
・所属エンジニアがどんな業務についてるか
・給料の計算方法と昇給のルール
・研修制度の有無
・営業が技術に対して理解があるか— COM@FREELANCE (@com_y_0) June 16, 2020
結構反応があって、
「これSESに入る前に知りたかった!」
「詳しく教えて欲しい!」の声も。
SESはあまりいい評判がありませんが、初心者がエンジニアになるのに一番難易度の低い方法です。
自社開発が一番かもしれませんが、希望者が全員入れるわけじゃないですからね。
一番いいのは、数あるSESの中からよりよい企業を見つけること。
ポイントさえ抑えておけば、そこまで難しくはありません。
というわけで今回は、「初心者必見!SES企業に入る時に絶対確認しておきたいポイント6選」について自分の経験を元に解説していきます。
SES企業を検討してるエンジニア必見です。
では、いきましょう。
SESとは?
本題に入る前に、SESの説明を簡単にします。
ご存知の方は飛ばしてください。
SESとは、システムエンジニアリングサービスの略で、ソフトウェア開発やシステム開発・保守・運用の際の契約の一種です。
どんなことをするかというと、クライアント企業にエンジニアを派遣して、その企業の常駐のエンジニアとして、技術を提供し、業務を行うといったもの。
つまり、社内で作りたいものがあるけど、人だが足りないから、エンジニアを所有してる会社に頼んで、エンジニアを派遣してもらおう!ってこと。
ライブ設営の単発バイトみたいなイメージ。
初心者必見!SES企業に入る時に絶対確認しておきたいポイント6選
SESがなんなのかわかったところで、次はSESに入る際に注意しておきたい・面談時に確認しておきたいポイントについて、説明します。
SESの確認ポイント①:主な勤務地
SESといえど、所属しているエンジニアがどこで勤務しているのかはある程度決まってくるもの。
主な勤務地を聞いておきましょう。
大体、山手線沿線なら渋谷・新宿・池袋・秋葉原・東京・品川このあたりになるかと。
ちょっと都心から離れたところばかりを挙げてくる企業は要注意です。
都心(通いやすい場所)にある企業と交流がないか、所属エンジニアの家の近くがいいというお願いを聞いてくれない企業なのかのどちらかである可能性が高いです。
できれば、勤務地は家から近いほうがいいですからね。
SESの確認ポイント②:所属エンジニアがなんの言語を使ってるか
勤務地を聞いたら、次は言語です。
おそらく求人表をみると、SES企業の場合、言語が羅列してあると思います。
Ruby・Java・PHP・AWS・JavaScript・・・etc。
なんで、こんなに沢山言語を並べるかというと、理由は2つあります。
1つは、一度でも自分の会社から、所属エンジニアがその言語を使用した現場に行った場合、経歴として書くことができるから。
100人エンジニアがいて、99人がJavaの現場で、1人がRubyの現場の場合、求人票の使用技術のところには「Java・Ruby」となります。
2つめは、求職者が言語で求人を探す時、ヒットしやすくなるから。
使用言語:Java
という企業より、
使用言語:Java・Ruby・PHP・AWS・Docker
って書いてあったほうが人が集まるらしいんですよね。
このように、一見すると詐欺みたいな(詐欺ではない)方法をとってる会社もあるので、実際に働いているエンジニアが現時点でどんな言語を使っているのかを確認しておきましょう。
SESの確認ポイント③:所属エンジニアがどんな業務についてるか
勤務地、言語ときたら、次は業務内容。
たとえAWSやPythonなどでモダンな環境で仕事をしていても、テスターだったらあまり意味はありません。
なので、ここまで聞いたら、ついでに業務内容も聞きましょう。
開発や、初めのうちはテスター・設計書作成だけど、徐々に開発に関われるという現場に行けるといいですね。
SESの確認ポイント④:給料の計算方法と昇給のルール
給料のことを面談の時にガッツリ聞くのは気がひけるかもしれませんが、しっかり聞いておきましょう。
というか、お金のこと聞いただけで嫌な顔する企業なんか入らないほうがいいです。
どうしてこれが大事かというと、これがしっかりルール化出来ていないと給料がいつまで経ってもあがりません。
SESの給料がどんな風になっているかというと、まずクライアント企業(常駐先)から、給料をもらいます。
それを所属企業が中抜きして、残った分がエンジニアの手元にきます。
例えば、
エンジニアへの支給額は「クライアントからもらった金額の55%」その後、その割合は○年ごとに上がっていく。
とかです。
ここを確認しましょう。
たまに、資格をとったら1万円とかやってる企業がありますが、大体勉強に割かれる時間ともらえる金額が割りにあわないので、この制度はもしあっても無視してOKです。
そんなことやるくらいなら、ブログでもYoutubeでもなんでもいいので副業したほうがマシ。
ちなみになんでフリーランスが給料が高いかというと、所属企業がない分中抜きがないなら、クライアントにもらえるお金がそのままエンジニアの手元にくるからです。
できれば、他の会社のエンジニアの給料・給料体系とくらべてみるといいかもしれません。
とはいえ、あまりそればかりを話して面接に落ちてしまっては元も子もないので、さらっと聞いて内定もらってからしっかり確認してもいいかもしれません。
内定さえもらえばこっちのもんなんで。
SESの確認ポイント⑤:研修制度の有無
現場に入る前にどういう教育をしてくれるかを確認しましょう。
とくに、IT未経験の人はプログラミングだけじゃなくて、専門用語もわからないはず。
そのあたりを会社側がどう考え、どう対処していく予定なのかを知るいい機会なので確認しておきましょう。
SESの確認ポイント⑥:営業が技術に対して理解があるか
これ結構大事です。
SESの常駐先ってどうやって決まるかというと、営業担当がエンジニアに要望を聞いて、その要望を元に営業担当が案件を探してきます。
そして営業がもってきた案件の中にエンジニアの要望とマッチする案件があれば、面談を受けに行って、面談に合格すればOK。
こういう流れになってます。
なので、ここの営業が技術について無知だとエンジニアのキャリアがめちゃくちゃになります。
僕も昔所属していたSES企業で、Rubyの案件がやりたいって言ってるのに、Javaの案件しか持って来なかった営業には腹が立ってました。笑
ここは、
とストレートに聞くのはどうかと思うので、聞く際は工夫が必要ですね。
たとえば、
とか。
会社の雰囲気にもよるので、臨機応変にいきましょう。
SESに入るためにやっておいたほうがいいこと
SES企業といえど、実務経験がちゃんと詰める優良企業は必然的に募集が殺到し、倍率があがります。
それを勝ち抜くためには、ちゃんとポートフォリオを作る必要があります。
「AWS+Docker」みたいな気合の入ったものは必要ないですが、勉強の証明程度に必要です。
ポートフォリオを作る方法はたくさんありますが、実際に作成する際は、こまったところ気軽に質問できる環境を作っておきましょう。
じゃないと詰みます。(経験談)
ただでさえ、訳わからないことに向かうだけでも億劫なのに、その解決策もわからず、なにを調べていいかもわからない状態で勉強するのは心折れます。
そのためには、プログラミングスクールや、教育サービスを利用しましょう。
初心者必見!SES企業に入る時に絶対確認しておきたいポイント6選〜まとめ〜
- 主な勤務地
- 所属エンジニアがなんの言語を使ってるか
- 所属エンジニアがどんな業務についてるか
- 給料の計算方法と昇給のルール
- 研修制度の有無
- 営業が技術に対して理解があるか
エンジニア未経験の人がエンジニアをめざすとなると、ほとんどの場合SESに入ることになると思います。
別に「SES=悪」な訳じゃありません。
中にはすばらしいSES企業もあります。
今回紹介したポイントを面談、もしくは内定後にしっかり確認して、よりよい会社でエンジニアとしてキャリアを築いていきましょう!
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
では、また!
追記
このたび、僕がフリーランスエンジニアとして累計4,500万PVの就職活動の総合情報サイト「就活の教科書」さんの記事、
【年収/売上別】SESの大手企業ランキング一覧 | 優良企業,仕事内容,やめとけと言われる理由も
を監修させていただきました。
企業名を出しながら、対応策などを具体的に書かれているので今IT業界に興味がある方必見です!