- エンジニアになるのに資格は必要なのか?【正社員・フリーランス】
- 資格で得られるのは実力ではなく安心感
- エンジニアは資格が必要ないのに稼げる数少ない職業
- 資格より100倍大事な実務経験を積もう
- どうしても資格がほしい人へ!あった方がいい知識
こんにちは、フリーランスエンジニアのCOMです。僕の詳しいプロフィールはこちら。
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ぼくのところに最近よく来る質問として、「資格は必要ですか?」と言うのが多いです。
確かに、ITパスポートは常識だとか基本情報はあった方がいいとか言われています。
会社によっては資格を取ったら月収が少し上がるところもあるみたいです。
でも、本当に資格は必要なんでしょうか?
と言うわけで今回は「エンジニアになるのに資格はいるのか?」について詳しく解説していきます。
資格について何を取ろうか悩んでるひとは参考になると思います。
では、行きましょう!
エンジニアになるのに資格は必要なのか?【正社員・フリーランス】

まずこの記事での「エンジニアになる」という意味を定義しましょう。
ここでのエンジニアというのはSESや自社開発企業の正社員エンジニア、もしくは派遣エンジニアのことを指します。
それらになるとき際に資格があった方がいいかというと、いらないです。
結論:資格はいらない
100%いらないです。
もちろんあったほうがいいんですよ。
エンジニアとして現場に入る面談をする時、資格があるのとないのではあったほうが優遇されるかもしれません。
でもいりません。
いらない理由その①:資格の勉強をどれだけやったところで、実務でコードは書けるようにならない
いらない理由その②:面談時に評価される、資格より優先すべきものがある
資格の勉強をする時間があるなら、最低限の基礎をProgateで学んで、
udemyや各言語のチュートリアルサイトでアプリを作った方がめちゃくちゃ効果的です。
資格で得られるのは実力ではなく安心感
では、資格なんか実務ではなんの役にも立たないのに、なぜとるひとが後を絶たないんでしょうか?
それは「資格の勉強は始めやすい」のと、「資格を取ると安心するから」です。
まず、1つ目の「資格の勉強は始めやすい」について
エンジニアとして働こうと思った時に迷うのはどんな手段で、どんな勉強をしていいか悩むことだと思います。
本屋に行っても何から初めていいかわからないし、たくさん学ぶ手段はあるし、アプリのアイデアなんかない。
でも資格はだいたい過去問集みたいなのがあるので、とりあえずそれをやっとけば間違いありません。
だから、初心者でも勉強を始めやすいんです。
そうすれば何か勉強してる感が得やすいのも理由としてありますよね。
次に「資格を取ると安心するから」について。
わかります。資格を取ると安心しますよね。
でもこれも初心者がやりがちな典型的なNG例ですね。
よくあるNGパターンです。Rubyエンジニアになりたいひとの場合。
間違い
Rubyエンジニアになりたい!だから、Ruby silverの資格の勉強をする!
正解
Rubyエンジニアになりたい!だから、Railsチュートリアルとudemyを参考にしてポートフォリオを作る!
こんな感じ。
何度も言いますが、資格を取ってもプログラムは書けるようになりません。
じゃあポートフォリオの作成は実務ですぐ活かせるかと言うと難しいかもしれませんが、資格よりは100倍マシです。
実際、多くの現場では資格よりポートフォリオが重視されます。
ぼくが今まで受けた面談を思い返すと、資格の有無を聞かれたことはほとんどありませんでしたが、ポートフォリオの有無はほぼ100%聞かれました。
資格を取る暇があるなら、ポートフォリオを作りましょう。

エンジニアは資格が必要ないのに稼げる数少ない職業
20代後半のエンジニアは平均年収390.5万円で(参照:平均年収.jp)
フリーランスになった場合、 平均年収は696万円にもなります。(参照:SE HACK)
これに対して、弁護士のように資格が必要な業務の平均年収は727.2万円。(参照:平均年収.jp)
しかしこれらの職業は、資格取得に何年もの時間がかかります。
それに比べエンジニアは未経験から正社員になるのに2〜6ヶ月。
正社員からフリーランスになるのにかかる期間ははやいひとで1〜2年。
ぼくは1年くらいです。
つまり、合計2年半で年収600万円を超えて、他の資格が必要な職業を同じくらいの収入がもらえます。
理由はIT業界全体のエンジニアの不足が原因です。
『エンジニアは企業から引っ張りだこ』と言っても
『駆け出しエンジニア』が引っ張りだこな訳でなく
『そこそこできるエンジニア』が引っ張りだこなんですよね。
なので、プログラミング勉強するのもいいけど、ぶっちゃけ、早く現場経験詰めるフェーズに移行するほうがいい
1年経験積めたら違う。
— alto@実務未経験からのフリーランス (@alse0903) September 3, 2019
不足しているうちに早くエンジニアになってガンガン稼ぎましょう!
https://comblog.net/2019/06/26/%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%81%aa%e3%82%89%e7%b5%b6%e5%af%be%e3%81%ab%e6%97%a9%e3%81%84%e6%96%b9%e3%81%8c%e3%81%84%e3%81%84%ef%bc%94%e3%81%a4%e3%81%ae/
資格より100倍大事な実務経験を積もう

資格の勉強をして安心してるくらいならさっさと現場に入って、実務経験を積むのが一番のてっとり早いです。
【無視していい言葉集】
✅エンジニアは誰でもなれるわけない
✅最低限の知識持ってから現場来い
✅その技術じゃ現場で通用しないエンジニアとして働きたいなら方法は問わないからとにかく現場に入るべき
やらなきゃいけなくなった時の人間は強い
大体なんとかなるしなんとかするよマジで— COM@FREELANCE (@com_y_0) September 6, 2019
ぼくのオススメする最短でフリーランスエンジニアになれるほうほうは以下の通り
- Progate、ドットインストールで基礎を学ぶ
- チュートリアルやudemyを、使ってポートフォリオを作成
- それを元に正社員、派遣社員として働き実務経験を1~2年積む
- フリーランスエンジニアになる
以下の記事に詳しく書いているので、参考にどうぞ↓

どうしても資格がほしい人へ!あった方がいい知識

どうしても安心のためにやって置きたいというひとのためにオススメの資格とそれが勉強できる書籍を紹介します。
参考にそうぞ!
ITパスポート
おそらくエンジニアじゃなくても知ってる・持ってるひとが一番多いであろう資格。
レベルも高くはない。
資格取得のために時間とお金を使うのはかなり勿体無いが、ここに書いてある内容を知らないのはちょっと困るかもしれないので、一読程度にとどめておくといいです。
ITパスポート向け参考書
基本情報技術者
レベル的にはITパスポートよりちょっと上。
現場でもたまに耳にすることがあるかもしれないものもあります。
基本情報技術者向け参考書
今回紹介した資格は、もちろん取る必要はありません。
お金も時間もかかりますしね。
そういうとこにお金を使いたくないけど、安心感・知識をつけたいひとは一読するだけでOK。
そうすれば、現場でIT用語が飛び交った時に「全くわからない」から、「なんか聞いたことがある」に変わります。
これがかなり大事なんです。
お時間とやる気のあるひとはぜひ!
エンジニアになるのに資格は必要なのか?【正社員・フリーランス】〜まとめ〜

なんども言いますが、資格は全く意味がないわけではありません。
勉強した証拠にもなるし、基礎知識は大事。
それを知らないだけで「何も知らないやつ認定」されることも。
資格の勉強が好きで仕方ないならそれを否定はしません。
ただ、一刻も早くエンジニアになって、フリーランスに!みたいなひとにとって資格は不要です。
資格勉強の時間で、ポートフォリオを作るか、すぐに就職活動を開始しましょう。
そして最速でエンジニアになって、サクッとフリーランスになってたくさん稼ぎましょう!
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました!では、また!